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宮古ブルーとは、どんな色?

【宮古ブルー / MIYAKO BLUE】
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 「宮古ブルー」。初めて聞いた時は、濃くて深い紺碧の青をイメージしていました。おそらく「宮古島=ダイビング」というイメージが強かったせいか、洞窟の中でダイビングをしているような濃い群青色のようなイメージがありました。
 その後、初めて宮古島を訪れた時に、飛行機の下にエメラルドグリーンの海の色が一面に広がっていました。「あ、きっとこの色が宮古ブルーなんだ」と心躍ったのを覚えています。

 この宮古ブルーに魅せられて移住することになりました。

 沖縄には度々訪れていて、いつかは沖縄に移住したいなとぼんやりと考えていました。東京での仕事を続けていたのですが、ひょっこりと幸運にも、宮古島での仕事と住まいを見つけることが出来るチャンスが訪れました。「いつするの?今でしょ」という言葉に感化されたのか、「今」という選択肢もありかな。と考えて、移住することを決断しました。

 移住してから、「あれ?宮古ブルーとは本当はどんな色なんだ?」と疑問が湧き、グーグル先生に聞いてみました。エメラルドグリーンであることは勘違いではなかったようで、ひと安心。でも、「ほら、この色だよ。宮古ブルーって」という情報にはたどり着けず終いでした。

 よって、まずは定義が必要だな。と思い立ちました。
 例えば、ティファニーブルーは、「ああ、ティファニーブルーね」ってみんな納得します。宮古ブルーも「ああ、宮古ブルーね」となって欲しいなと思っています。自然の海の色なのでいつも一定という訳ではないですが、「これ」っていう定義がないのも寂しいものなので、勝手に定義づけしたい思います。

 宮古島で一番のメジャービーチ、そして東洋一のビーチと言われる「与那覇前浜ビーチ」で見られるエメラルドグリーンを「宮古ブルー」と呼ぶことにしましょう。

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宮古島に来たら一度は訪れる、みんな大好き「与那覇前浜ビーチ」。

【定義:宮古ブルーのカラーコード】
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カラーコード:
#5fced8
RGB R:95 G:206 B:216
CMYK C:59% M:0% Y:23%


【宮古ブルーが生まれる2つの理由】

 「宮古ブルー」の海の色は宮古島の至るところで、見ることが出来ます。その理由は大きくは2つあります。

 ひとつは、地質。宮古島の地質は、サンゴ礁性の石灰岩から出来ています。琉球石灰岩層と呼ばれ、厚さ50~110mの石灰層になっているとのこと。
 石灰岩とは、炭酸カルシウムを主成分とした堆積岩の一種です。今から20~50万年前の浅瀬だったころにサンゴ礁が発達して、サンゴ礁や、そこに生息していた生物の石灰質の殻や骨格が堆積したものです。
 石灰岩はきれいな白色をしており、その白色の石灰岩が宮古島の周囲を覆っているので、この鮮やかな宮古ブルーの色の海が広がっているのです。

 もうひとつは、川がないこと。宮古島はとても平坦な島。サンゴ礁が隆起したことによって出来た島なので、山がありません。最高標高は114.8m。32階建ての高層ビル位の高さです。また、地質も関係してくるのですが、サンゴ礁由来の多孔質の岩石に覆われている為、降った雨はすぐに地面に浸透していきます。石灰岩層の下には水が浸透しにくい島尻層という泥岩があり、ある程度の水が溜まるとそこら辺から水が湧き出てきて海へ流れていくので、大きな川の流れができません。川がないので土砂が海へ流れない為に澄んだ海がいつも保たれているのです。